ガス吸着法による触媒評価は、触媒材料開発において重要なデータの一つです。本セミナーでは、初級者から中級者を対象に、触媒評価の必要性、測定の概要、測定に基づく解析手法について用語の説明や実測データの解析事例を交えて丁寧にご説明いたします。
また、固体触媒開発の第一線で活躍されている北海道大学の清水研一教授より、金属・酸化物触媒設計における反応機構の把握と測定手法について、鳥取大学の片田直伸教授からゼオライト触媒の性能の伸びしろの有無の把握と測定手法に関する講演を行っていただきます。
皆様の参加をお待ちしております。
対象者 (初級者―中級者向け) |
大学の研究室へ新たに配属された学生・大学院生 企業の研究部門・品質管理・生産管理等の部署へ新たに配属された若手研究者・技術者 固体触媒評価手法を学び直したい研究者・技術者 |
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※セミナー開始前に講演資料をダウンロード頂けます。
※現地にて直接講師への質問が可能です。
※意見交換会・名刺交換会にて、講師や弊社社員との情報交換の場として有効活用いただけます。
※製品展示【新機能の情報提供】を行います。休憩時など効率的に弊社製品最新情報を取得いただけます。
日時 | 2025年7月3日(木)10:30~18:00 ※受付時間:10:00~10:30 |
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定員 | 最大60名 ※定員になり次第、もしくは6月26日(木)に締め切ります。 |
会場・アクセス | ビジョンセンター西新宿 3F 301 JR各線「新宿駅」南口 徒歩5分 新宿駅南口 地上ルートを見る 東京メトロ・都営地下鉄 7番出口 徒歩1分 新宿駅南口~7番出口 地下ルートを見る |
参加費用 | 10,000円(税込)/1人 ※当日、会場の受付にて現金支払いのみ可能です。 ※領収書はお支払い時に受付でお渡しします。 |
時間 | 内容 |
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10:00~10:30 | 受付 |
10:30~10:40 | 開催挨拶・諸注意 |
10:40~12:15 | <招待講演1> |
12:15~13:00 | 昼食・展示品見学 ※昼食は、こちらでご準備致します。 |
13:00~14:35 | <招待講演2> |
14:35~14:50 | 休憩 |
14:50~16:25 | ガス吸着法による固体触媒評価の基礎 マイクロトラック・ベル(株)アプリケーションラボ リーダー 小西 優子 博士(工学) |
16:25~16:35 | 閉会挨拶・諸注意 |
16:35~16:45 | 移動 |
16:45~18:00 | 意見交換・名刺交換会(軽食あり) |
「触媒設計を目指した金属・酸化物触媒の酸化還元性・酸塩基性の理解と実験手法」
前半では、代表的な固体触媒反応の素過程に対して、金属・酸化物触媒表面の酸化還元性、酸塩基性がどのように関わっているか?金属の種類が酸化還元性・酸塩基性にどのように影響するのか?を解説する。また、試料間の素過程の能力比較を目的とした実験手法、解析も紹介する。後半には、カーボンニュートラル関連の触媒研究・開発や反応機構解析に関するケーススタディを紹介し、前半の基礎論の応用例を示す。
(講演時間:80分、質疑応答:15分)
「どの条件をどう変えればゼオライトの性能が伸びる可能性があるのか,それとも伸び代が無いのかを見分けるための,分析結果の使い方」
理論的にはゼオライトの骨格構造と組成から吸着・イオン交換・触媒などの能力が決まるが,実際には合成,焼成,イオン交換などの各段階で意図しない構造破壊などが起きる。主にガス吸着とアンモニア昇温脱離(TPD)から結晶化度やイオン交換容量などを定量し,現在の能力がそのゼオライトの力をフルに使い切った結果だから伸び代が無いのか,どの条件をどう変えれば伸びる可能性があるのかなどを判定する方法を説明する。
(講演時間:80分、質疑応答:15分)
「ガス吸着法による固体触媒評価の基礎」
・ガス吸着法測定概要(定容量法・流動法・パルス法)
・触媒評価装置:BELCAT II・質量分析計:BELMASS II
・昇温脱離測定法 (TPD)・昇温還元測定法 (TPR)・昇温酸化測定法 (TPO)
・パルス測定法による貴金属・卑金属触媒評価
(講演時間:80分、質疑応答:15分)
※お申し込みが定員に達した場合には参加登録を終了させていただきます。 ※参加登録最終受付日:6月26日(木)
■お問合せ、参加登録内容の変更、キャンセル等について
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